freee又はMFクラウド会計を複数人で使いたいとき

freeeもMFクラウド会計もユーザーの人数が3人までは同額で使えます。
4人目からは一人当たり追加料金が掛かります。
但し、税理士(アドバイザー又は公認メンバーに限る)は上記の3人には入りません。
そして、freeeもMFクラウド会計もユーザーごとに権限設定ができるのです。
freeeの場合
権限が次の4つに分かれています。
1.管理者・・・すべての機能が使えます。
2.一般・・・日常の経理業務は大体できます。決算・申告関係の処理、メンバーの権限変更や削除(追加は可能)、他の会計ソフトの仕訳をインポートすることはできません。
3.取引登録のみ・・・取引の登録のみができます。連携口座の取引登録はできません。データの確認は自分が登録したもののみができます。
4.閲覧のみ・・・取引の登録はできず、データの閲覧のみ可能です。
日々の経理業務をしている人は「2」、その他の従業員に経費の精算を自分で入力させる場合は「3」などのように使い分けができますね。
基本的に経営者は「1」にしておいた方がいいでしょう。
経営者は試算表を見るだけだから、「4」でいいと思うかもしれません。
しかし、メンバーの権限設定は「1」の管理者権限でしかできませんので、管理者権限を与えていた従業員が退職すると困るケースも考えられます。
「管理者権限のパスワードを勝手に変えられていた」ということになると、「4」の閲覧のみの権限では、そのメンバーの削除ができません。
経営者はデータの入力をしなくても、「1」の管理者権限にしておきましょう。
MFクラウド会計の場合
権限が次の5つに分かれています。
1.管理者・・・すべての機能が使えます。
2.一般 ・・・日常の経理業務は大体できます。決算・申告関係の処理、メンバー追加等の管理はできません。
3.取引登録のみ・・・取引の登録のみができます。連携口座の取引登録はできません。データは自分が登録したもの以外の仕訳データも見ることができます。
4.監査・・・取引の登録はできませんが、仕訳のメモを変更することが可能です。その他は閲覧のみ可能です。
5.閲覧のみ・・・取引の登録はできず、データの閲覧のみ可能です。
おおむねfreeeと同じです。
ただ、3と4で少し異なっています。
「4」は内容をチェックしてもらうために税理士などに与える権限のようです。
「3」でfreeeと違うのは、連携口座の取引登録はできませんが、連携口座で登録された取引も閲覧でき、編集も可能な点です。
まとめ
権限の設定については、freeeもMFクラウド会計も機能的にあまり差がありません。
専任の経理担当者を置くのか、他の業務と兼任で経理の仕事をしてもらうのか、全部自分で処理するのか、税理士に一部依頼するのか、
どのように業務分担するかで権限の設定が変わってきます。
要は自社でどのように業務分担しているのか?又はどのように業務分担していくか?が大事です。
※freeeは現在ビジネスプランとプレミアムプランで権限のカスタマイズができるようになっています。詳しくはこちらをどうぞ。