経営者が税理士に持つ5つの不満

経営者が税理士変更を考えるきっかけとなる不満はいろいろあります。
しかし、その不満の原因となるものは、税理士に落ち度がある場合だけでなく、お互いに認識の違いがある場合や経営者に問題がある場合もあります。
経営者が税理士に持つ不満としては、次のものが挙げられます。
1.態度が偉そうで話しづらい
これは、100%税理士が悪いですね。
昔は「先生、先生」と持ち上げられていた職業ですので、その感覚から偉そうになるのでしょうか。
最近は先生業もサービス業だという認識が定着していますが、ご年配の税理士の中には偉そうにする方もいるようです。
2.提案がない
節税対策や銀行対策など、積極的にかかわってほしいのに何も提案がない、という不満もよく聞きます。
高い顧問料を払っているのに定型の業務しかしないことがあるようです。
ただし、これは何かやってあげたくても特に何も提案することがない又は現状のままのほうがよい、ということもあります。
また、安い料金で引き受ける代わりに定型業務しかしない、ということもあり得ます。
いずれにせよ、コミュニケーション不足がまねく不満です。
3.税理士が訪問しない
従業員を抱える事務所では税理士が訪問するのではなく、無資格の職員が担当となり訪問するケースもあります。
従業員が数人いるような事務所では税理士以外の担当者がつくことは普通で、税理士が来るのはせいぜい1年に1回ということもあります。
実際に私のお客様でも担当者に不満があるうえ、税理士が訪問しないことを理由に変わってこられた方がいます。
ただし、これも契約料金との兼ね合いでそうなるケースがあります。安い料金の場合は、対応が荒っぽくなったり、新人を付けられるということもよくあるようです。
もし担当者に不満があったり、税理士が訪問しないことを問題と感じるなら、一度ご自身の希望を話してみてはいかがでしょうか。
4.返事が遅い
これもよく聞きますね。メールを送ったら、返信は1週間後にくればいいほうという声も聞いたことがあります。
もちろん、問い合わせの内容次第ではよく検討する必要があり、時間を必要とすることもあります。
ただ、そこは「(1週間等の目安を伝えて)お時間いただけますか」と一言あれば、ほとんどのお客様は待ってくださいます。
そのため、その一言もないということなのでしょうね。
5.ITに弱くアナログすぎる
驚きですが、未だに電話やファックスのみでメールも使わないという人もいるようです。
ITが100%正解というわけではありませんが、今の時代に仕事に必要なIT関係の知識を獲ようとしない姿勢はいかがなものでしょう??
ITが苦手というお客様もいらっしゃるので、お客様のペースに合わせてITの提案も必要ですね。
まとめ
税理士に不満がある場合は、まずその不満を相手にぶつけてみてはいかがでしょうか?(喧嘩腰はダメですよ)
そのうえで、この人ではだめだと思えば、遠慮なく変更してください。
コミュニケーション不足による不満だとすれば、違う税理士に依頼しても同じことが起こる可能性があります。
経営者も税理士をうまく使うことを考えてくださいね。