子供が1歳以上なら電車に乗るときはベビーカーを駐輪場に預けてはどうかな?

2014年の春ごろに「ベビーカーマーク」というものが出来たんですね。
もうベビーカーが必要なくなってから久しいので、全く知りませんでした。
この「ベビーカーマーク」は、電車やバスの中でもベビーカーを折りたたまずに使うことが出来ることを意味するらしいです。
子供が一緒だと荷物が多いし、子供をだっこしてベビーカーを畳むとなると、そりゃ大変ですね。
私も電車が空いているときはベビーカーマークの有無関係なく、畳まなくていいと思っています。
ただ、混雑時は邪魔になって周りの人に申し訳ないのも事実。
私は毎朝電車で子供を保育園に連れて行ってました。
その時にどうしてたか?という話です。
晴れの日は自転車、雨の日はベビーカー
当時、自宅から駅まで徒歩15分ぐらいでした。
大人一人で歩くなら、十分に歩ける距離ですが、2歳になったばかりの子供と一緒に歩くと、当然15分では到着しません。
晴れの日は自転車で駅まで行ってましたが、雨の日は子供を乗せて自転車も危ないし、濡れるしで、ベビーカーに乗せて歩いて駅まで行ってました。
問題はそのベビーカーを電車に乗るときにどうするか?です。
ラッシュの時間帯は避けられる勤務時間にしてもらっていたため、ギューギューではないものの8時半過ぎの電車は混んでいます。
通っていた保育園は駅から2分ぐらいでベビーカーがなくてもよかったので、私は自宅から最寄り駅まで使ったベビーカーを電車に持って入らない方法を考えました。
ベビーカーを駐輪場に預けるための交渉
いつも自転車を預けている駐輪場に、雨の日だけ自転車ではなくベビーカーを預かってもらうように交渉することにしました。
ただ、駐輪場にベビーカーを預けている人など一人もいなかったため、駐輪場の人からすると「何言ってんの?」という感じでしょう。
そのため、スムーズに話が進むように下準備を始めました。
下準備と言っても大したことはしていません。仕事がスタートする前にときどきその駐輪場に自転車を預けに行くだけです。
ただ、こういうイレギュラーなことを頼むときは、誰に話を持っていくかがとても重要です。
なぜなら、世の中には決まったこと以外に対応できない人がいるからです。
私は自転車を預けに行き、誰に話を持っていくか、人選びを始めました。
小さな子供を連れていると、人と雑談するのがとても楽です。ある程度の年配の方は向こうから話しかけてきてくれます。
その雑談の中で、1.孫がいる 2.娘がいる 3.娘が子供を保育園に預けて働いている 幸運にもこの3条件を備えたおじさんを見つけました。
そして、そのおじさんはとても話しやすく明るい感じの方で、しかもその駐輪場でベテランっぽい人でした(3条件を備えていても、新人さんではそんな話も決められないかもしれません)。
私はそのおじさんに話を持っていくことに決めました。
そして、電車が混んでいること、他の人に迷惑になること、下車駅では不要なこと、晴れの日は自転車を預けるため雨の日だけであること、ベビーカーの処遇にとても困っていること、について、出来るだけ丁寧に力を貸してほしいという気持ちで話しました。
おじさんは快く承諾してくれ、他のおじさん達にもしっかり伝えてくれました。
優しいおじさんのおかげで雨の日にベビーカーを使って駅まで行き、いつもは自転車を預ける駐輪場の隅にベビーカーを置いていただきました。
最後に
日本全体が諸外国に比べ子育てしている人に厳しいという意見があります。
そういう人も確かにいますが、私はどちらかと言うと優しい人のほうが多いと感じています。
子供連れで電車に乗って保育園に通っているときはたくさんの方々に優しくしていただきました。皆さん、ありがとうございました。
私が駐輪場にベビーカーを預けた話は誰にでもマッチすることではないでしょう。
しかし、当たり前に駅前でベビーカーを預けられたり、レンタルベビーカーがあれば助かる人もいるんじゃないかと思っています。
もっともっと子育てしやすい制度が整うといいなぁ。