サンリオのキティちゃんが登場すれば、不思議とビジネス書も堅苦しくないですね~

2016年の夏に松下幸之助とサンリオの人気キャラクター・ハローキティをコラボさせて出版された「ハローキティの「道をひらく」を購入してみました。
昔ご年配の経営者の方から松下幸之助さんの噂話を聞いて、若干偏見を持ってしまっていたため、松下幸之助さんの本は読んだことがなかったんです。
私にとって、これが初の松下幸之助さんの本です。
そのため、オリジナルとどれだけ違うかが分からないのですが、多少は異なっているようです。
本の最初に小さく語尾や接続詞の修正を行った旨が記載されています。
ただ、1968年の出版以来520万部を超えるベストセラーとなっている書籍ですから、心にグッと来たり、ドキッとするようなお話がたくさんありました。
力をつくして
「力をつくして」というタイトルのところ。
このページはかなり思い当たることが。。。
力及ばずということはあるにしても、及ばずながらも力をつくしたということは、お互いにやはりなぐさめであり喜びであり、そしていたわりでもある。
事の成否も大事だけれど、その成否を超えてなお大事なことは、力をつくすというみずからの心のうちにある。
普段の仕事、過去に受験した税理士試験、その他諸々。。。
あーあ、もっと頑張っとけばよかったな、と今まで何度思ったことか。
自分として目一杯頑張ったな、と思えるときはここに書いてる通り、清々しい気持ちになれたな。
いつもいつも100%は無理かもしれない、けど、ここぞというときは力を尽くさないと後悔しますね。
自問自答
「自問自答」というページがあります。
これは、内容というより、キティちゃんの絵が好き。
ここでの言葉は、
他人の評価もさることながら、まず自分で自分を評価するということ。
自分のしたこと、その考え、ふるまいにほんとうに誤りがなかったかどうか、素直に正しく自己評価することである。
です。
この言葉の横に、キティちゃんがスィーツやミカンを食べている絵とともに体重計に乗っている絵が描かれています。
私もお腹が出てきたと言いながら、まったく運動せずに間食までする生活を反省(笑)。
自分の仕事
「自分の仕事」というページには改めて仕事の意味を考えさせられます。
どんな仕事でも、それが世の中に必要だからこそ成り立つ。
だから、自分の仕事は、自分がやっていると思うのはとんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのだ。ここに仕事の意義がある。
人の役に立って初めて仕事。
それは、常に自分に言い聞かせておかなければ、自己満足の世界に陥ってしまいます。
私も常に頭に置いておかなければ。。。
最後に
この本のターゲットは若い人や女性のようです。
確かに大人の男性向けではない、というか、大人の男性がこれを積極的に好んでいると「?」となってしまいそうです(笑)。
ただ、書いている内容は松下幸之助さんの言葉ですので、さらっと読みたい人は大人の男性もいいかもしれません。
しかし、松下幸之助さんもまさか自分の本がキティちゃんとコラボすることになるなんて思ってなかったでしょうね。