これってどうしたらいいの?!現金出納帳の記載で迷うコト—ダウンロード付き

会計処理をする際に、「何をどこまで記載すればいいのか?」「1か月前の領収書が出てきて精算しないといけないけど、この領収書の日付で書くの?書き直さないとダメ?」なんて、今まで経理に縁がなかった人は悩むことがありますね。
皆さんからよく質問される点についてまとめてみました。
現金出納帳を書く際のポイント
現金出納帳には、日付、勘定科目、支払先、内容、収入金額又は支出金額、残高を記載します。
その際に、よく質問されるのが日付についてです。
日付の欄には、領収書の日付を書けばいいのか、実際に経費を精算した日にするのか、どちらですか?というモノ。
答えは、実際に経費を精算した日です。
これは、現金出納帳って何を記録するものなのか?が分かっていれば簡単です。
現金出納帳は、現金の動きを記録するものです。
「〇月〇日小口現金の金庫に1万円入金した」「△月△日小口現金の金庫から千円出金した」
という事実を記載していきます。
そして、現在実際にある現金の有り高と帳簿の残高を合わすのが基本です。
現金の有り高と帳簿の残高を合わすことを考えると、領収書の日付で記載してしまうと、過去の領収書を精算する際に何度も書き直す羽目になり、いつまで経っても仕事が終わりません。
あと、現金の有り高と帳簿の残高が合わなくなることがあります。これは、どこか記載が間違っているか、記入漏れがあるか、出金時に578円出金したつもりが587円出金してしまった!などのミスがあるということです。
そういった場合は、基本的に原因を探すのですが、何回確認しても原因が分からない!という場合は、「現金過不足」として処理します。
当日に経費精算しない場合の記載方法は?
領収書の日付≠経費精算日の場合、次のように処理します。
1.適用に領収書の日付を記載する—摘要に「1/11 郵便局 切手代」などと領収書の日付を記載する。
2.領収書にナンバリングをする—領収書にナンバリングをして、その数字を現金出納帳や出金伝票に記載する。
※ナンバリングとは、通して番号を付すことです。ひと月ごとに区切ると良いです。
まとめ
現金出納帳だけに限らず、経理のルールって実務で教えてもらう以外に勉強する機会がないんですよね。
税法でも帳簿にこういう内容は記載しておいてね、ということしか書かれてません。経理については実務をしないと分からないことが結構あります。
実務をしつつ、今、自分が何をしていて、この処理では何が重要なのか?を考えることが経理の実力を上げる方法です。
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