大阪で開業する女性税理士です。

2019年1月からはスマホだけで確定申告ができるように!!ただし。。。

2020/01/27
 
この記事を書いている人 - WRITER -
上場企業等で経理の仕事を経験し、その後、税理士業界へ転職。実務経験を約10年積んだ後、独立開業。

現在、確定申告の方法として、「紙で提出」と「ネット回線を通じて電子データで提出(電子申告)」の2種類があります。

現状は、電子申告の場合、マイナンバーカードとICカードリーダが必要です。

しかし、2019年1月からスマートフォンからデータを送信して確定申告ができるようになります。

どうすれば、スマホだけで申告が完了するのでしょうか?





 

スマホで確定申告

ホントにスマホだけで?!

今まで、スマホで確定申告が出来るといっても、スマートフォンで確定申告書を作成した後、プリンタで出力し紙で提出するだけで、スマートフォンからデータを送信できるわけではありませんでした。

それが、2019年1月からスマートフォンで確定申告書を作成し、そのデータを送信できるようになるのです。

但し、マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な措置で、3年を目途に見直しをすることになっています。

そのため、3年経ったら、スマホからデータを送信して確定申告することは出来なくなるかもしれません。

スマホで確定申告するために必要な手続きは?

スマホで確定申告と言ってますが、正式には「ID・パスワード方式」と言います。

必要な手続きは、税務署で署員と対面にて本人確認をしてもらうことです。

本人確認が出来たら、IDとパスワードを発行してくれます。

本人確認は恐らく運転免許証などで行われるのでしょうが、念のため、事前に所轄の税務署に確認の上、出向いた方が確実ですね。

このIDとパスワードを使用してマイナンバーカード無しで確定申告が出来ることになります。

なので、IDとパスワードがあれば、スマホに限らず、タブレットやパソコンからでも電子申告が出来ます。

マイナンバーカードやICカードリーダを用意してまで電子申告はちょっとなぁ。。。と言う人は、とりあえず3年であってもトライしてみるのもいいでしょう。

本人確認はもうすでに出来るようです。

参考:国税庁HP

 

マイナンバーカードを持っているなら

もし現在マイナンバーカードを持ってる、又は、マイナンバーカードを取得することに抵抗ないなら、最初からマイナンバーカードを使って電子申告のほうがいいかもしれませんね。

だって、ID・パスワード方式っていつ出来なくなるか分からないので。

マイナンバーカードを使って確定申告をするには、ICカードリーダ又はICカード読込機能が付いたスマホが必要になります。

ICカードリーダは2000円ぐらいで買えます。

ICカード読取機能が付いたスマホはアクオスやギャラクシーなど(機種によります)があるようで、アプリをインストールして、bluetoothでパソコンと接続します。

iPhoneも2019年にはマイナンバーカードの読取が可能になると言う報道がありましたが、まだ詳細は不明です。

ICカード読取機能付スマホを使っての確定申告については、こちらで詳細を確認してくださいね。

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